冬の手荒れ

nahakana-hifuka

2014年12月18日 16:12

☆今週金曜日12月19日は都合により17時半で診療終了と致します
受付を早めに終了することもありますので宜しくお願い致します☆


寒いですねー!が沖縄でも挨拶になっているぐらい最近寒いですね。
そして、とっても乾燥しています。昨日は午後にクリニックの温湿度計が34%を記録。沖縄の平均湿度は冬場でも70%弱なのでここ最近の乾燥は皮膚に過酷な状況です。特に飲食業におつとめの方、水仕事の多いお母様方が手荒れでいらっしゃっています。
多いのが進行性指掌角皮症といって手湿疹の一種です。

冬になると乾燥、汗の分泌低下、皮脂分泌低下、末梢循環障害などが加わって皮膚面が乾燥、粗造化し、亀裂や指紋消失などの症状が出てきます。亀裂による痛みはありますが、通常かゆみはありません。日常的に水仕事の多い方のみならず、ピアニストやタイピスト、手指の摩擦の多い職種でも冬の手荒れは悪化します。

また、新婚さんの女性にも多いです。結婚、出産で水仕事が急に増えてバリア機能が低下し、その後洗剤による接触性皮膚炎をおこし、紅斑、水疱や強いかゆみを伴った手湿疹が起きてしまうこともあります。湿疹の状態が続くとタンパク抗原が容易に吸収され経皮感作が成立してしまい、食物アレルギーの発症リスクも高くなります。早めに湿疹を改善させる治療をおこない、再発しないように保湿剤をぬることを普段の生活から心がけることが大事です。

寒い日の水仕事、大変ですね。木綿の手袋とその上から防水用の手袋をして直接洗剤に触れないようにしましょう。

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