イボ

nahakana-hifuka

2015年11月06日 19:55

皮膚科で多く見られるイボ(尋常性疣贅)は、ヒト乳頭腫ウイルスhuman papillomavirusと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできたものです。
治療は液体窒素です。回数がかかるので気長に治療していく必要があります。

イボは体の一部分から別の部位へ、またヒト-ヒトに感染する可能性があります。
お子さんや免疫力が低下した人はイボを発症しやすいですが、イボの原因となるパピローマウイルスに対する免疫には個人差があるため、ウイルスに接触した全員が発症するわけではないのです。

また、イボのウイルスは正常の健康な皮膚には感染できないといわれています。皮膚や粘膜に小さい傷ができていると、イボができ易かったり、ひどくなったり、治りにくくなります。手あれや髭剃りなど小さな傷がある場合も多発しやすく、傷のできやすい肘、膝に単発する事も多いです。また、マラソン愛好者の方の足のうらのイボは難治な傾向があります。

米国皮膚科学会(AAD)は、尋常性疣贅の予防に関するヒントを紹介しています。
AADが紹介する「疣贅の広がりを予防するためのヒント」は以下の通りとなっています。

☆疣贅を予防するためのヒント
①疣贅をつついたりひっかいたりしない。他人の疣贅にさわらない。
②疣贅の手当てをした後は手を洗う。
③公共のシャワーやプールではサンダルをはく。
④湿った部位でウイルス伝播が起こりやすいため、足の疣贅は乾いた状態を保つ。

もしできた場合。皮膚科での治療は液体窒素です。回数がかかるので気長に治療していく必要があります。
スイミングに通われているお子さんは、水いぼだけでなく、イボにも注意が必要です。


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