2018年06月21日

とびひに注意!

最近はとびひのお子さんが増えています。

去年もとびひが増えている記事を6月19日に書いていました。
やはり汗が多くなり、気温上昇の続くこの時期から増えてくるようです。

とびひの皮膚科の正式病名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)と言います。
ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌と略します)などが原因菌の細菌による皮膚の感染症です。
接触によって火事の飛び火のように、あっと言う間に広がるので、たとえて“とびひ”といわれています。

あせも・虫刺され・湿疹などをひっかいたり、転んでできた傷に二次感染を起してとびひになります。また、鼻の入り口には様々な細菌が常在しているため、小さなお子さんで鼻を触るくせがあったり、鼻の周囲からひっかくことでとびひになってしまいます。

通園先で水遊びや学校のプールに関してですが、とびひを悪化させたり他人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は完全に治るまでは禁止です。
日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会が共同で統一見解を出しています。

*伝染性膿痂疹(とびひ)の、「プールへ入っていいか悪いかに対する統一見解」
かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は治るまで禁止して下さい。

急に発疹がじくじくしてきたら、とびひかもしれません。どんどん増えてくるようなら病院で見てもらいましょう。
とびひに注意!




Posted by nahakana-hifuka at 22:05