2016年01月30日

赤ちゃんのかさかさ

寒い日があったためか、赤ちゃんの湿疹が多くいらっしゃっています。
乳幼児の皮膚は成人と比べて角質水分量が少なく、皮脂の分泌量も新生児の頃をのぞいて少なく、とても乾燥しやすい状態です。また汗はかきやすいので、皮膚トラブルをおこしやすくなっています。

体を洗うときには、弱酸性の低刺激のもので良く泡立てて手で洗ってあげましょう。首のシワや、耳の後ろ、手足のくびれのところも、丁寧に洗いましょう。
とくにすすぎはきちんとしましょう。背中のすすぎ残しのために湿疹が出るお子さんも多いものです。

入浴後は保湿剤をぬりましょう。
保湿クリームは1FTU(人差し指の指先から第一関節まで)で大人の手のひら2枚分の面積に塗る量の目安となります。
ローションであれば、1円玉大で大人の手のひら2枚分となります。
ティッシュがくっつくくらいがいいと言われています。

また、冬なのに、あせもの赤ちゃんもいらっしゃいます。
生後3ヶ月を過ぎてからは、大人と同じ、またはより1枚少なめに着せるのが目安です。汗腺の数は、大人と同じくらいといわれています。
元気なのに急に背中に細かいぶつぶつができたら、あせもの可能性があります。赤ちゃんの背中に手を入れてみて、熱い、または汗をかいているようであれば洋服の着せ過ぎがないか確認しましょう。

  


Posted by nahakana-hifuka at 07:01皮膚科の病気

2016年01月25日

那覇であられ!

24日夜11時頃、小禄地区にもあられが降りました!
およそ2〜3mmの氷の粒でした。


それも2、3分の時間。
そのあとは雨にかわっていきました。
本土では体験する雪ですが、沖縄であられ、感動しました!


このあまりの寒さに沖縄でも、しもやけの方が金曜から複数、いらっしゃいます。
寒冷刺激による血行障害が原因です。冷え性の方、多汗症の方に多いと言われています。
湿った環境や締め付けのきつい靴で圧迫され、さらに寒冷刺激が加わって末梢の血行障害がひどくなり、しもやけ(凍瘡)が発症しやすくなります。
炎症反応が加わると、紅斑や浮腫(むくみ)もでてきます。
数日の経過で自然治癒するのですが、寒冷刺激にさらされ続けると水ぶくれになることもあります。糖尿病のある高齢者は要注意です。
また、若い女性では、膠原病が隠れていてそれが原因でしもやけがでてくることもありますのでこの場合も注意が必要です。

軽い場合はビタミンE外用にて軽快します。痒みが強い場合は患部を掻爬しないために内服をすることもありますので、病院でお薬をもらいましょう。  


Posted by nahakana-hifuka at 01:25皮膚科の病気

2016年01月10日

赤ニキビ新薬です!ゼビアックスローション

最近ニキビ治療の選択肢が増えて、皮膚科としてはきめ細かい治療ができるようになってきました。
今年は新年早々に赤ニキビ治療薬の新薬の発売です!
金曜日にスタッフ全員で、勉強会をしました。(ばたばたして院内勉強会の写真撮り忘れました。。)
にきび(ざ瘡)の治療などに用いる新規成分の抗菌薬ゼビアックスローション2%(一般名:オゼノキサシン)です。



効能・効果は「表在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)」でざ瘡の原因菌であるアクネ菌、とびひなどの表在性皮膚感染症の原因菌となる黄色ブドウ球菌に対して抗菌活性を持つオゼノキサシンを有効成分とした外用薬です。
オゼノキサシンは新規キノロン系抗菌化合物です。マルホさんより発売です。

今まで赤ニキビ治療の外用薬にはクリンダマイシンゲル、ナジフロキサシンの2剤のどちらかを使っていたのですが、3つ目の登場です!
赤ニキビ治療には久しぶりの外用の新薬となります。
ゼビアックスはローション製剤で、垂れにくい粘性のあるほぼ無色のローション製剤です。臭いもとくになく、とても質感がよいです。べたべたしないので、使いやすいと思います。

1日1回、洗顔後患部に塗ります。赤み・腫れ等の症状が出ている部分にピンポイントに塗ります。

白ニキビ炎症性ニキビに効くディフェリン・ベピオ・デュアックとの組み合わせに関しては少し乾燥したら、これらの後に塗るようです。
組み合わせに関しては、今後内服抗菌薬も含めて一人一人の症状にあわせて判断していくことになると思います。
当院では、水曜日から処方できる予定です。
ニキビでお悩みの方は皮膚科でご相談下さい。  


Posted by nahakana-hifuka at 22:22皮膚科の病気

2016年01月06日

ヘルペスって何?

1月4日より新年の診療が始まっています。その中で多いのが単純ヘルペスの患者さんです。
おそらく年末年始の疲れから免疫低下し発症していて、やはりお疲れの方が多いようでした。

単純ヘルペスは、くちびるに多く、症状が出たことがある方も多いのではないかと思います。
1〜2日前に口唇の違和感、熱感、ピリピリチクチクといった感覚が出現し、その後に小さな水疱がでてきます。集まって融合することもすくなくありません。カサブタになって10日ほどで治癒します。
単純ヘルペス(HSV)には2型があり、HSV-1は顔面、特に口唇に再発し、HSV-2は下半身、特に性器に再発を繰り返します。HSV-1は思春期までにほとんどが感染し、抗体を保有するとされていましたが、最近では初感染年齢が高くなり、成人に達してもHSVの抗体保有率は45%程度とのことです。

病院では抗ウイルス薬の内服か外用を処方します。最近はドラッグストアなどでも購入できる抗ウイルス外用もありますが、過去に病院で口唇ヘルペスと診断されたことがあり、同じ症状である場合に限り、使用が許されている再発治療薬です。
当院でも、ヘルペスかも、、?とご本人がネット情報で心配してこられる事も多いのですが、ヘルペスでないこともあるため、初めての場合は自己判断せずに、病院で見てもらいましょう。

さて、Herpesヘルペスとは、小水疱(小さいみずぶくれ)があつまってできた急性炎症性皮膚疾患のことをいっていま す。Herpesはギリシャ語で「這う」という意味とのこと。何かが這うような違和感があるのも一致しますね。

ヘルペスは発熱、紫外線、歯科治療などの刺激やストレスによる免疫の低下などで潜伏ウイルスが増殖して発症します。接触で他の方にも感染てしまいますので、あっ、これはヘルペスが出そうだなと思ったら早めに治療するほうが良いと思います。



  


Posted by nahakana-hifuka at 22:07皮膚科の病気

2016年01月04日

診療開始✨イオン導入おすすめです!

いよいよ今年度の診療が開始しました。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
暖冬であまり寒くないお正月でむしろ暑い日もありましたね!
紫外線を意外と感じたので、しっかり紫外線対策は行っていきましょう〜!

美容皮膚科の冬の期間おすすめはイオン導入です。
1月から3月は、美白効果のあるビタミンCイオン導入、トランサミンイオン導入がそれぞれ30%OFFの料金となります。
初めての方も、この機会にぜひどうぞ!

こちらがパウダールーム。洗顔していただきます。

この洗面ボウルはブセナと同じものなのです♪

カウンセリングでは無料でレビューという機械で写真撮影し、肉眼で見えないシミも判定いたします。


治療を希望された場合は、施術までこちらのプライベートな待合室でおまちいただけます。


そして施術が終わった後はこちらでゆっくりお化粧してお帰り下さい。

肝斑の方にはトランサミン導入が効果的です。トランサミン配合されたナビジョンも各種サンプルがあります。



ご希望の方はご相談ください。




  


Posted by nahakana-hifuka at 22:05クリニックのこと美容皮膚科

2016年01月01日

2016年となりました☆

新年あけましておめでとうございます!
2016年となりました。
今年の干支は申(さる)ですね。
申は、果実が成熟して固まって行く状態を表しているとされ、後に、覚え易くするために動物の猿が割り当てられたとされています。
また、うるう年であり、そして、Olympic year。

当院も成熟して固まって行けるように、気を引き締めて参ります。
新年の診療は4日からです。
今年も何卒宜しくお願いいたします。


  


Posted by nahakana-hifuka at 23:01