2018年10月21日

かさかさ水虫を秋冬で治しましょう!

だいぶすずしくなって過ごしやすくなってきましたね!
踵のかさかさが気になる季節です。夏でも足のかさかさがある場合、それは水虫かもしれません。
全体が粉が吹いたようにぼろぼろの場合、水虫の可能性があります。皆さん水虫がかゆいものと思っている方がおおいのですが、半分ぐらいはかゆくない水虫なのです。
そういえば梅雨の頃は赤いぶつぶつがでてたな、とか足趾間がじめじめしていたなという方は一度そのかさかさを皮膚科で調べてもらった方がよいかと思います。
かゆくない水虫は、そのまま放置していると、爪にまで侵入し、いつの間にか爪が白くなって爪水虫になってしまうこともあります。そう成ると時間がかかりますので早めに皮膚科でみてもらいましょう。

さて、よくある質問として、『水虫の薬はいつまで塗ればいいのでしょうか?』というものがあります。
症状がある間はもちろん、症状がなくなっても最低1ヶ月は塗り続けることが大事です。

白癬菌(皮膚糸状菌)は、じゅじゅくや痒みのないところにも存在しているので、足の間から足の裏全体に塗り残しがないようにぬらないといけません。
痒みがなくなったからといってすぐに外用を中止すると、いずれは白癬菌が増殖してまた再発してしまいます。

また、頑張って塗って治っても、次の年の梅雨時期に再発してしまう方もいます。
おそらく、家族の方に水虫の方がいて、お風呂場の足拭きマットに白癬菌がたくさんいてお風呂上がりの足についてしまい、靴下をはいて寝たり、そのまま靴を履いたりすると、白癬菌が菌糸をのばしてまた水虫となってしまうと思われます。
家の床や畳やスリッパの共用も白癬菌がいると思われます。
家庭内の白癬菌を完全になくすことは難しいので、再発予防のためには家族の方も一緒に治療し、また症状がなくても毎日でなくてよいので、ときどき抗真菌薬を外用すること、となります。

もちろん、症状がある間は毎日1日1回は抗真菌薬の外用は続けましょう。
かさかさ水虫を秋冬で治しましょう!



Posted by nahakana-hifuka at 11:23