2013年12月15日

持ち込まれるOTC医薬品

OTC医薬品とは一般用医薬品のことで、薬局、ドラッグストアで販売されている医薬品です。
OTCとはover the counterの略でカウンター越しにお薬を販売するかたちに由来しています。

当院にも、この薬をドラッグストアで買って塗っていたがなかなか改善しなかった、といった理由で来院され、実際、持参いただいたものを目にすることがよくあります。

先日40代の男性患者さんが持ってきたのが、ユニークな、デザイン性の高いパッケージのクリーム。そのときは成分は確認できなかったのですが、足指用の汗止めらしく、さらっとしてまあまあよかったがかゆみと水疱が抑えられないとのことで、検査すると足白癬(水虫)でした。
真菌が原因なら汗止めでは効かないので、抗真菌剤を処方しました。
そのクリームの外観と足指用、しかも男性向け、というのが頭に残り気になってはいました。

ちょうど、今日の沖縄タイムスの『ヒットのヒント』という記事にその製品が載っていました。
ミョウバンなどが入っているのでなるほど、汗が多い人にはいいだろうと思います。
男性の足専用の制汗剤として口コミから人気がでて、売り上げが急激にのびているそうです。
記事になるぐらい売れている製品だったのねーと驚きました。足専用というのがヒットの理由のようです。

最近は『美容男子』や、『美容おじさん』という言葉も出るほど男性でも身だしなみに気を使う方が増えているので、においを気にしている男性には女性向けでなく男性向けを堂々と買えて良いですね!たまにはドラッグストアで売れ筋の商品を確認してこようと思いました。

持ち込まれるOTC医薬品
小禄市営住宅広場のクリスマスツリー。
きれいですね。

師走も中旬に入り忙しい時期ですが、長引く皮膚のお悩みは早めに皮膚科へ行きましょう。





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Posted by nahakana-hifuka at 19:40 │クリニックのこと