2013年12月20日

赤いくちびる

なぜくちびるが赤いのか?
素朴な疑問ですが、角化する表皮と違って口唇は角化しないので、透過性が高まり赤血球が透見され紅いくちびるに見えると言われています。
今年はメイクも赤リップが流行しているようです。

さてその赤唇ですが、冬になると口唇が荒れてしまい、皮膚科を受診される方が増えます。
症状としては、乾燥、皮むけ(鱗屑)、縦じわ、紅斑、亀裂、疼痛といった感じです。
口唇は皮膚と異なり、角層が薄く、皮脂膜を欠くため水分が蒸発しやすく荒れやすいです。
とくに外気の乾燥、紫外線の影響をうけやすく、口紅の色素、リップクリームのメントール、歯磨き粉の発泡剤、喫煙、風邪などの体調不良が原因となることがあると言われています。

炎症が強い時はステロイド軟膏を使って治療しますが、ワセリンなどで保護していくことも大切です。
舐め回すと周囲に色素沈着することがありひどくなりますので、注意しましょう。
赤いくちびる





同じカテゴリー(皮膚科の病気)の記事
手荒れの季節です
手荒れの季節です(2018-10-25 18:15)

りんご病
りんご病(2018-10-19 17:57)

保湿の季節です!
保湿の季節です!(2018-10-18 13:35)

ニキビとメイク
ニキビとメイク(2017-03-26 21:34)


Posted by nahakana-hifuka at 00:23 │皮膚科の病気