2014年11月10日

ニキビはさわらないで

洗顔後に鏡を見て、ニキビをつぶしていませんか?

つぶしたり、触ったりする事はニキビを悪化させることがわかっています。
掻く事で、面皰(白ニキビ)が誘発され炎症が引き起こされます。
機序として、掻破によりIL-1αが毛漏斗に作用して角化の亢進が起こり毛漏斗の閉塞が進む事が想定されています。
さらに炎症ニキビを掻く事で組織破壊が進みさらなる炎症がおこってしまいます。

また、ニキビの特殊なタイプに掻破性痤瘡というものがあります。20代以降の女性に多く見られます。
ニキビがひどくて、、、ということで受診されるのですが、はっきりとした痤瘡の膿疱や面皰はなく、かさぶたや、掻いたあとがしみになっているといった症状です。掻く回数について日記をつけてもらい掻く事に対して意識してもらい、掻く回数を減らしていくことで症状の改善を期待していきます。

毎日洗顔するたびにニキビを見て憂鬱になってしまうと思いますが、できるだけニキビは触らないようにしましょう。
ニキビに関しては皮膚科でいろいろアドバイスがありますので、お悩みの方はご相談下さい。

ニキビはさわらないで




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Posted by nahakana-hifuka at 23:42 │皮膚科の病気