2015年01月06日

美白クリームとネーミング

プラスリストアの美白クリーム(ハイドロキノンクリーム4%、1.9%)の外観がリニューアルされました。
美白クリームとネーミング


当院で最も人気のあるクリームです。
3ヶ月毎日じっくり使った方はしみが確実に薄くなっています。肝斑、その他の色素病変にも有効です。今日も、しみがすごく薄くなってきたと喜んでいる患者さんがいらっしゃってこちらも嬉しくなりました。

ハイドロキノンはメラニン細胞内でのメラニン生成の抑制(チロシナーゼ活性阻害)作用があり世界で広く使用されています。副作用として数%の方に一次刺激、接触性皮膚炎を認めるので注意が必要です。使用前にはしっかり説明を受けていただきたいと思います。

さて、最近テレビを見ていると、いろいろな皮膚外用薬のOTC医薬品(一般医薬品:ドラッグストアなどで販売されているもの)のCMがあります。
とくに、小林製薬の製品のネーミングのセンスがすごいと思います。(宣伝したい訳ではないのですが)
ケシミン→(シミを消す)ビタミンC配合クリーム。メンズケシミンもあり。
ヒガサンヌ→(日傘をさしている女性イメージ)UVケアシリーズのパウダー及びスプレー。
アットノン→(あっという間に傷跡をなくす)ヘパリン類似物質配合傷跡やけどのあとに目立たなくさせる。ちなみにヘパリン類似物質は皮膚科ではよく保湿剤として処方されます。
アッチQQ→やけどを冷却させるシャーベットタイプのスプレー。(1度の熱傷にのみ適応なので深いやけどには使えません)
ニノキュア→(二の腕を治す)さめ肌に。尿素とトコフェロール酢酸エステル配合。
などなど、的確な!?商品名となっています。他の分野でも、アンメルツヨコヨコ、ガスピタン、ノドぬ〜るなど、一貫したポリシーを感じます!
CMもインパクトのあるものが多く、一度見るとドラッグストアでおそらくすぐに探せるぐらい頭に残ります。

原因がはっきりしたものであればこういったOTC薬も上手につかって良いと思いますが、よくわからない症状であれば、病院での診断を受けた方が良いと思います。かぶれた場合にも早めに皮膚科へいらしてください。


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Posted by nahakana-hifuka at 23:29 │美容皮膚科