2015年02月21日

2月ドボベット勉強会

今週は尋常性乾癬治療剤ドボベット軟膏の勉強会を行いました。
乾癬は慢性で軽快と悪化を繰り返し、人口のおよそ0.1%にみられる病気です。
患者さんの病気の程度により、治療法として外用薬(塗り薬)からスタートします。外用薬はステロイド外用薬、活性型ビタミンD3外用薬が主に使われます。

ドボベット軟膏は、活性型ビタミンD3軟膏・カルシポトリオール水和物(ドボネックス)とステロイド軟膏・ ベタメタゾンジプロピオン酸エステル(リンデロンDP)の配合剤です。2剤配合において技術的に難しかったことをクリアして安定化させているとのことです。

このお薬の用法用量は1日1回塗布なので利便性が高いのが特徴です。
乾癬は慢性で発疹を繰り返し作る病気ですので、外用治療を行う場合には、長く治療を続けるために、患者さんの負担が少なく簡単な方法が求められます。
ただし、リンデロンDPはステロイド軟膏のクラスⅡ群very strongであるので、塗布する部位には注意する必要があります。
2月ドボベット勉強会
協和発酵キリンさんの勉強会でした。






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Posted by nahakana-hifuka at 23:17 │皮膚科の病気