2015年04月02日

紫外線対策②

日差しが強く感じられる季節に入ってきました。日傘をさして歩く女性も増えてきていますね。

日焼けは紫外線UVBが表皮を透過し、急性障害をおこしたサンバーン(SUNBURN)です。
日光に当たって数時間後からひりひりして赤くなり8時間から24時間でピークとなります。ひどいときは水ぶくれ(水疱)ができてきます。

数日後には皮膚が褐色になっていきます。紫外線UVAがメラノサイトに働きかけ新しいメラニンをたくさん作るサンタン(SUNTAN)といわれる色素沈着となります。
この作られた新しいメラニンは周りの角化細胞にも分配されます。メラニンは紫外線、可視光線、赤外線を吸収してくれます。
メラニンをもらった角化細胞がメラニンを基底細胞の核のちょうど真上に帽子のようにのせて、基底細胞の核にあるDNAが紫外線で傷を持たないように守っているのです。

皮膚の細胞はDNAの傷は切り取って正しいDNAに戻すようになっていますが、度々障害がかさなると直し間違いがおこり、誤った遺伝情報が生じて皮膚がんの原因になるといわれています。

子供のうちに大量の紫外線を浴びるとその影響は何十年もたってから現れてきます。日焼け止めを利用して、帽子、長袖、襟のついた衣服を着用するなどで子供のうちから紫外線を防ぐことが大切となってきます。

こちらが当院で扱っているサンスクリーン剤。
紫外線対策②



ベビー用、ニキビ肌用、敏感肌用、肝斑肌用トラネキサム酸入り、ビタミンA入り、さらっと系、パウダー系、白浮きせず男性でもOK系、などがあります。
一番人気の美白濃度のトラネキサム酸が配合されているナビジョンのサンスクリーン、今年はノンケミカル、吸収剤を含まずSPF40が出ています。
よく使うものなので、続けられるようにご自分にあったサンスクリーン剤をお選び下さい。
詳しくは美容皮膚科スタッフまでお声かけ下さい。


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Posted by nahakana-hifuka at 23:41 │美容皮膚科皮膚科の病気