2015年05月10日

やはり虫さされ!

GW明けの最近とっても多いのが虫さされです!
遠足で公園に行った後から、木の下で遊んでいてから、家でゴザの上で寝ていたら、など多く見られています。

いわゆる虫刺症ですが、虫、ダニその他の動物に刺されたり、その体液や有毒毛が皮膚に付着することにより引き起こされます。
痛みやちくちく、激しい痒みなどいろいろな症状があります。赤くなったり、ぶつぶつしたり、ミミズ腫れができたり、ぶつぶつの中央に出血したり、水ぶくれを作る場合もあります。
多いものを以下にあげます。

①ダニ刺症:イエダニによっておこります。足や腕や洋服に覆われている部位にも起こります。激しい痒みと赤みのあるぶつぶつができます。
②蚊刺症:ハマダラカ、イエカ、ヤブカ、クロヤブカなどによって起こります。洋服に覆われていない部位に良く刺されます。
③ノミ刺症:ヒトノミ、イヌノミ、ネコノミによって起こります。ネコノミでは足に多く見られます。ノミが吸血するときの唾液中の物質によって激しい痒みを伴うぶつぶつ、ミミズ腫れ、赤みを生じます。
④毛虫皮膚炎:チャドクガ、ドクガは幼虫が毒針毛といったとても小さなハリを持っています。そのハリが風邪で飛んだり、人が偶然触れたりすると皮膚に刺さり、皮膚炎が起こります。良くできる部位は洋服で覆われていない首や胸、手足などです。ハリがささった直後からチクチクするような痛み、かゆみがあり、ぶつぶつ、蕁麻疹のような腫れ、水ぶくれを伴う赤みなどが見られます。

虫さされの治療としては、
①炎症の部分には、副腎皮質ホルモン剤軟膏(ステロイド)の使用、痒みが強い場合には痒みを抑えるために抗アレルギー剤などを飲んだりする治療を行います。
②ばい菌が入って感染も引き起こしているような場合には化膿止めの軟膏、あるいは抗生剤(化膿止め)を飲む治療を行います。

注意事項として、
◎虫に刺されたと感じたとき、掻いたり叩いたりしないようにしましょう。
◎ひどい痒みを感じたときはガーゼやタオルを水に浸して軽く冷やしましょう。
◎掻きすぎると、お子さんはとびひになりやすいので特に注意しましょう。
◎外に長くいる場合は長袖長ズボン、上手に防虫スプレー使って防御しましょう。
やはり虫さされ!



那覇 皮膚科


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