2016年06月07日

ニキビは皮膚科にご相談を!

日本皮膚科学会より尋常性痤瘡治療ガイドライン2016がでました。
ニキビは青春のシンボルといわれ、昔は病院へいく意識がなかったものです。思春期は外観に対して精神的にとても敏感な時期であること、およびニキビは軽くてもニキビ痕を残すことがあり、早期の治療が必要なのです。

ストレス、ホルモンバランスなど関与しますので、一人一人の症状をみてさまざまな外用と漢方や抗生剤を組み合わせて治療します。
思春期ニキビはディフェリンゲル、デュアックゲル、胸や背部のニキビはベピオゲルでだいぶ改善されますが、顎周りの大人ニキビはなかなか頑固です。頬から顎を中心にU型の分布を示します。

なかなかニキビの赤みがひかない、同じ場所にばかりニキビが出る、保険診療で治療が効果がなく難治なニキビである、そういう方に対して当院では自由診療であるサリチル酸マクロゴールピーリングを行っています。外用剤がかぶれてしまう場合にも、保険治療外ですが、サリチル酸マクロゴールピーリングをお勧めしています。
(日本皮膚科学会尋常性痤瘡治療ガイドラインではC1:標準治療が無効あるいは実施できない場合にグリコール酸あるいはサリチル酸マクロゴールピーリングによるケミカルピーリングを選択肢の一つとして推奨する。)

ニキビは皮膚科にご相談を!
ニキビは皮膚科にご相談を!

炎症性ニキビの赤みがかなりとれて改善しています。新生もほとんどなくなってきています。
(※ご本人の了承を得て写真を掲載させていただいております。)

サリチル酸マクロゴールピーリングは、皮膚に化学薬品を塗布して皮膚を剥離させ、創傷治癒機転による皮膚の再生を利用してにきびを改善させる方法です。
サリチル酸マクロゴールは、30%、PH1.7で皮膚の角層のみに作用して炎症をおこすことなく、古い角層はほとんどすべて剥離されます。
また、サリチル酸マクロゴールピーリングでは他の基剤と異なり皮膚の皮脂腺から吸収されません。皮膚角層の細胞のみに作用するので、刺激がなく、後からの副作用の心配がないので、従来のグリコール酸や乳酸のピーリング後に痒くなった方にも、適しています。にきびのみならずしわ、色素斑、きめの改善もあります。1ヶ月に1回、最低3回、通常5回は受けないと効果が実感できないと思われるので、継続して受けることが必要です。(こちらも参照下さい→大人ニキビにサリチル酸マクロゴールピーリング!)        
また、ピーリング直後の角層剥離状態でのビタミンCイオン導入併用によりメラニン生成抑制で美白効果も期待できます。

美容皮膚科では、6月7月がサリチル酸マクロゴールピーリングが15%OFFとなります。
詳しくは美容皮膚科スタッフまでお問い合わせ下さい。

那覇 皮膚科



Posted by nahakana-hifuka at 23:10