2016年10月10日

皮膚炎の悪化因子

※10月15日土曜日は休診となります。大変ご迷惑をおかけいたしますが何卒宜しくお願いいたします。※

10月に入り、秋めいてきましたね!
今日は那覇まつり最終日で、花火の音が夜空に響いていました。我が家からも花火が見えましたが、終わるとやはり物悲しく、沖縄の暑い日々がそろそろ終わりを告げようとしているようでした。

皮膚にとっても季節の変わり目。
夏のような暑い日と、涼しく乾燥している日と、波が出てきます。
発汗は、皮膚にとってはかゆみの増強、汗の成分に対する刺激で皮膚炎をおこします。
適度な発汗は必要ですが、汗をかいた後はシャワーを浴びて清潔を保つ事が大事になってきます。その後は保湿をしましょう。

また石鹸、シャンプーの刺激、衣服の摩擦、髪の毛の刺激も悪化因子となります。
流行のタイトなスキニージーンズは皮膚科的にはおすすめしません。摩擦が強く、通気が悪いため毛のう炎の原因にもなりますし、足の血流が悪くなることもあります。
石鹸、シャンプーはその洗浄作用で乾燥で皮膚炎の悪化を招きますので、良くすすいでしっかり保湿しましょう。

環境因子としてはダニ、ハウスダスト、花粉などがあります。
こまめに換気、掃除して、天気の良い日には布団を干したり、エアコンフィルターもマメに掃除するようにしましょう。
衣替えのときも、押し入れで眠ったままの衣服はカビダニだらけの可能性がありますので、かならず一回洗ってから着用しましょう。
また秋は、道端や野原に生えるヨモギやブタクサの開花期にあたりますので長時間の公園など屋外での外出後の洗顔も大事となってきます。

以上、皮膚炎、つまり皮膚がかゆくなる悪化因子としてはたくさんありますので、できる限りご自分の悪化因子を見つけて適切な対策をたてる必要があります。見つける作業がとても難しいのですが、治療、スキンケアとともに根気よく続けていきましょう。

皮膚炎の悪化因子
オオブタクサ




Posted by nahakana-hifuka at 22:50