2013年09月14日

ヤドカリ

諸事情により、ヤドカリを(一時的に)飼っています。
こうやって飼うと意外に癒されます。。。

ヤドカリ

wikipediaによると、
『十脚目ヤドカリ上科 Paguroidea の中で、主として巻貝の貝殻に体を収め、貝殻を背負って生活する甲殻類を指す名称である。古語では「かみな」(転じて、かむな、かうな、がうな、ごうな、など)と呼ばれていた。エビやカニと同じ十脚目だが、貝殻等に体を収めるために体型が変形している。』

えさは藻や生物遺骸など生物由来の物質の破片や微生物の遺体、あるいはそれらの排泄物を起源とする微細な有機物粒子とのことで、とりあえず、乾燥ワカメをちぎっていれてみましたが、大丈夫でしょうか。

さて、ヤドカリと皮膚科との関連でいうと、海水浴皮膚炎とよばれる皮膚炎があります。
海水浴で身体がチクチクする現象は、いくつか原因が考えられますが、水着の中で起こる場合は、ゾエアと呼ばれるエビやカニ、ヤドカリなどの甲殻類の幼生(プランクトン)による皮膚炎です。水着に一致して出現するのが典型です。水着と皮膚の間に入って痒くなり、発疹の原因になることがあります。

目に見えるか見えないか程の大きさで、成長の過程の段階でトゲのある形状のため、人間の皮膚に刺さりかゆみや痛みを生じ、皮膚の表面に炎症を起こさせるのです。 波打ち際が泡立って白くなっているとこの幼生が多いといわれていますので要注意です。

チクチクと感じたら、まずは海から上がりましょう。できれば水着などを脱ぎ、すぐに水で流すかシャワーを浴びましょう。肌の露出しているところよりも水着の中などを念入りに洗い流します。

赤い発疹があれば氷水の入った氷のうなどで冷やします。かゆみが強く、発疹の範囲が広い場合は皮膚科で治療を受けましょう。むやみに擦らないようにして、絶対に掻かないようにしましょう。治療は副腎皮質ステロイド剤外用、掻痒が強ければ抗ヒスタミン薬内服となります。

大きくなったヤドカリはかわいいのですがね。
ペットボトルや、カタツムリの殻に入っている子もいます。
時期が来たら故郷の瀬長島の海に戻してあげたいと思います。


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Posted by nahakana-hifuka at 22:08 │皮膚科の病気