2013年11月15日
なぜ人は掻くのか?
なぜ人は掻くのでしょうか?
それはかゆいからに決まっていますが、例えば不意にかゆみを感じた場合、その外来刺激(虫やかぶれる草など)を迅速に搔き落とすことで身を守ると考えられています。他の粘膜系での咳やくしゃみ、嘔吐、下痢、瞬きと同じような働きです。
また、ひどい痒みのときに、血がにじむまでかきむしりました!という方も多くいらっしゃいます。痛み刺激にて痒みが抑制されると言われておりそれを実践されているわけです。
でも、掻き続けることは皮膚にとってはとてもよくないことです。
まず、皮膚の表皮が傷つきます。
そして炎症がひき起こされます。
さらに、掻くことで痒み物質がもっと出てきます。
特にアトピー性皮膚炎などの痒み過敏状態の患者さんでは、掻くという痛み刺激が痒みを抑制せず逆に痒みを増やしてしまいます。その結果Itch-scrath (痒み−掻爬)の悪循環となり、一度掻くとまらなくなってしまいます。
患者さんからよく言われることとして、
『掻くのはよくないのですか?気持ちいいので掻いていますが、、。』
→よくないです。よけいかゆくなります。
『お風呂上がりやリラックスすると痒みがでてきます。』
→温熱刺激でかゆみは強くなります。逆に冷やすとかゆみが減ることが多いです。
『昼は掻かないようにしていますが、夜に無意識に掻いてしまっています。』
→かゆみに対しては、抗ヒスタミン剤が効果的なことが多いです。眠気などの副作用に注意しながらひとりひとりにあったお薬を選択していくことが大事です。
また、内服しても頑固なかゆみの場合は、内臓疾患が原因のこともありますので病院で調べてもらいましょう。
それはかゆいからに決まっていますが、例えば不意にかゆみを感じた場合、その外来刺激(虫やかぶれる草など)を迅速に搔き落とすことで身を守ると考えられています。他の粘膜系での咳やくしゃみ、嘔吐、下痢、瞬きと同じような働きです。
また、ひどい痒みのときに、血がにじむまでかきむしりました!という方も多くいらっしゃいます。痛み刺激にて痒みが抑制されると言われておりそれを実践されているわけです。
でも、掻き続けることは皮膚にとってはとてもよくないことです。
まず、皮膚の表皮が傷つきます。
そして炎症がひき起こされます。
さらに、掻くことで痒み物質がもっと出てきます。
特にアトピー性皮膚炎などの痒み過敏状態の患者さんでは、掻くという痛み刺激が痒みを抑制せず逆に痒みを増やしてしまいます。その結果Itch-scrath (痒み−掻爬)の悪循環となり、一度掻くとまらなくなってしまいます。
患者さんからよく言われることとして、
『掻くのはよくないのですか?気持ちいいので掻いていますが、、。』
→よくないです。よけいかゆくなります。
『お風呂上がりやリラックスすると痒みがでてきます。』
→温熱刺激でかゆみは強くなります。逆に冷やすとかゆみが減ることが多いです。
『昼は掻かないようにしていますが、夜に無意識に掻いてしまっています。』
→かゆみに対しては、抗ヒスタミン剤が効果的なことが多いです。眠気などの副作用に注意しながらひとりひとりにあったお薬を選択していくことが大事です。
また、内服しても頑固なかゆみの場合は、内臓疾患が原因のこともありますので病院で調べてもらいましょう。
Posted by nahakana-hifuka at 22:09
│皮膚科の病気