2013年12月11日

にきびとお化粧

にきびは思春期に多く見られ、思春期を終わるまでに90%以上の人が罹患すると言われています。
しかしながらその中で皮膚科を受診した人は11.8%しかいないとの報告があります。
患者さんは市販薬や基礎化粧品、健康食品を利用し何らかの対応をしており、にきびができても病院へ行きづらい現状があるようです。

当院では一人一人のにきびの状態と悪化因子を考え、スキンケア指導、生活指導を行います。
その上で、アダパレン(ディフェリンゲル)外用や抗菌薬外用、炎症性のにきびが多いときには抗菌薬内服、時には漢方薬の併用を行っています。

生活指導としては、バランスの良い食事を行い、洗顔回数としてはガイドラインにもあるように、1日2回の洗顔となります。

女性であれば、ノンコメドジェニックで刺激の少ない、すぐ落ちることのできる化粧品を用いてメイクアップをすることをおすすめします。
刺激の少ない化粧品を用いて化粧をすることは、患者さんのQOLを著明に改善することより、尋常性痤瘡治療ガイドラインでも選択肢の一つとして推奨されています。

にきびは長期間続きます。治療を妨げないメイクアップを取り入れて前向きに過ごすことも重要です。

そして、にきび治療のゴールは跡を残さないことです。心身ともに健やかにあるために早めに治療を開始していくことが必要です。

にきびとお化粧
今日は私の誕生日でした。皮膚科、美容皮膚科のスタッフより素敵なプレゼントをいただきました。
さらにスタッフ全員でケーキを前にバースデイソングを歌ってお祝いしてくれました!かなり嬉しかったです。
よい誕生日となりました。ありがとうございました。




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Posted by nahakana-hifuka at 23:05 │皮膚科の病気