2014年12月23日

思春期のニキビ治療

明日はクリスマスイブですね!この季節は1年で気持ちも一番華やぎますね。
買い物に行くとどこも混んでいて賑わいを見せていますが、インフルエンザには注意しましょうね。

さて、今日はニキビについてのお話です。
ニキビは皮膚科で診てもらうということがまだ思春期のお子さんにはハードルが高いようです。
だいたいは初診時は保護者の方と一緒にいらっしゃってくれますが、特に男の子は連れてくるのも一苦労だと思います。かなり悩んでいると見受けられますが、お母さんの前だと気恥ずかしいのかも、と思います。女の子は、結構お話してくれて、後日同じくニキビでお悩みの妹さんと一緒に来院してくれたりします。

思春期の白ニキビ、赤ニキビにはディフェリンゲル外用と抗菌薬の外用が効果的です。その際、間違ったスキンケアをしていないか、洗顔指導や、現在使用している化粧品についても聞かないといけません。
皮膚乾燥をおこしすぎるピーリング剤、蛋白分解酵素、スクラブなどの配合されたものだと、治療で使用するディフェリンゲルとの併用に注意しないといけないからです。ディフェリンゲルは開始後2週間ごろまでに一時的に皮膚刺激症状が出る事が多いです。その後は皮膚刺激症状が減っていくので、保湿剤も使いながら是非継続してもらいたいと思います。当院では一人一人のニキビの状態により、抗菌薬内服、漢方薬も併用しています。

ニキビの治療には時間がかかりますがニキビ治療のゴールは瘢痕を残さないようにすることです。そのためにはニキビができたら皮膚科を受診していただきたいと思います。とくに思春期は皮膚疾患がアイデンティティー形成に大きく関与しますので、できるだけ早めに治療を開始する事をおすすめいたします。
思春期のニキビ治療




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Posted by nahakana-hifuka at 20:11 │皮膚科の病気