2015年01月12日

冬でも水イボ

夏場多かった水いぼですが冬でもまだまだ水いぼ治療希望が多いです。
秋ごろから出てきて、なかなか治らず増えている、といったお子さんがよく見られます。

水いぼは伝染性軟属腫といってポックスウイルスによる感染症で、表面がつるつるして光沢のある1-3mmの小さいものです。プールでのビート板やタオルなどでうつります。(こちらも参照ください→2013/11/22水いぼの記事
よくイボと勘違いされますが、イボはヒトパピローマウイルスによる感染症で、表面が固くてかさかさし、融合していくらでも大きくなり、手や足の裏などにみられ、液体窒素で治療します。

水いぼは、自然治癒するのですが、放置していると自身の皮膚で増え、他人にうつしたり、搔き壊して湿疹やとびひになったりしますので、保護者の方と相談して摘除する事が多いです。当院では処置薬として局所麻酔剤のリドカインテープの一つであるペンレステープを用いたあとに摘除します。
1回の処置ですべての水いぼを取りきれない事もあります。また、すべて取れた場合でも、潜伏期間が数週間あり新たに水いぼができる可能性もあります。
何度か通ってもらう場合もありますので、できるだけ患者さんに恐怖心を植え付けないように配慮しています。が、なかなか難しいです。。。
全例が無痛に成る訳ではありませんが、だいぶ痛みは緩和されるので、水いぼ治療を希望される方はご来院下さい。
麻酔テープを貼って40分から1時間おいて1個1個ピンセットで水いぼの粥様物質を除去しますので、受付や問診時にお申し出下さい。
冬でも水イボ


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Posted by nahakana-hifuka at 20:10 │皮膚科の病気