2015年01月19日

手指の水疱

1月3週の先週はなぜか、ヘルペス性瘭疽(ひょうそ)の方が多く来院されていました。
ヘルペスと言えば、口唇ヘルペスがやはり多いのですが、陰部や臀部などどこにでもできます。
そのうち、指先の小さな傷、ささくれなどからヘルペスウイルス(HSV)が感染して、小さな水ぶくれができ、疼痛を伴ったものをヘルペス性瘭疽といいます。
口腔内からのHSV-1感染が多く、小児は指しゃぶりなどから感染し、また、歯科医師さんや看護師さんなどの医療従事者が唾液を介して感染することが多いと言われています。先週多かったのは、お正月で疲れて口唇ヘルペスができて、そこから手にもうつってきたのでしょうか?抗ウイルス薬内服または外用で治療します。

単純ヘルペスは、親子や夫婦など家族内の感染が多いですので、タオルなどの共用はしないことなど、接触感染しないように注意する必要があります。
ヘルペスでなく、細菌性の事も多いですので痛みのある水ぶくれが手指にできたら早めに病院で診てもらいましょう。
手指の水疱



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Posted by nahakana-hifuka at 23:12 │皮膚科の病気