那覇かなぐすく皮膚科ブログ

ニキビは青春のシンボルと良く言われますね。
思春期を終えるまでに９０％の人が罹患するとのデータがあります。早くて１０歳から４０歳代まで、重症度、心理的影響もさまざまに悩まれている方のいる幅の広い疾患です。大人ニキビといわれる思春期後痤瘡は、顎や口の周りに多くみられ、不規則な生活、ストレス、便秘、月経前、皮脂欠乏などによる皮膚のバリア機能の低下も大きな原因となっています。

当院では一人一人の症状をみて、スキンケア指導を行い、ディフェリンゲル外用と漢方や抗生剤内服及び外用を組み合わせて治療します。
それでも繰り返す事が多く、またディフェリンゲルがかぶれてしまう場合には、保険治療外ですが、サリチル酸マクロゴールピーリングをお勧めしています。
（2014/10/6のブログ大人ニキビにお悩みの方にサリチル酸マクロゴールピーリング！もご参照下さい。）
皮膚の色が黄褐色からピンクへ、ザラザラからツルツルへ、ごわごわからポチャポチャへ、肌ギトギトからさらさらへ、と改善されます。
回数を重ねると肌が明るくなり、新しいニキビができにくくなっていきます。
月経前にひどくなる方が多いので、タイミングをみてピーリングをする事をお勧めしています。

にきびがあると鏡を見るのも嫌になるものですよね。
じっくり治療していきましょう。