2016年01月30日

赤ちゃんのかさかさ

寒い日があったためか、赤ちゃんの湿疹が多くいらっしゃっています。
乳幼児の皮膚は成人と比べて角質水分量が少なく、皮脂の分泌量も新生児の頃をのぞいて少なく、とても乾燥しやすい状態です。また汗はかきやすいので、皮膚トラブルをおこしやすくなっています。

体を洗うときには、弱酸性の低刺激のもので良く泡立てて手で洗ってあげましょう。首のシワや、耳の後ろ、手足のくびれのところも、丁寧に洗いましょう。
とくにすすぎはきちんとしましょう。背中のすすぎ残しのために湿疹が出るお子さんも多いものです。

入浴後は保湿剤をぬりましょう。
保湿クリームは1FTU(人差し指の指先から第一関節まで)で大人の手のひら2枚分の面積に塗る量の目安となります。
ローションであれば、1円玉大で大人の手のひら2枚分となります。
ティッシュがくっつくくらいがいいと言われています。

また、冬なのに、あせもの赤ちゃんもいらっしゃいます。
生後3ヶ月を過ぎてからは、大人と同じ、またはより1枚少なめに着せるのが目安です。汗腺の数は、大人と同じくらいといわれています。
元気なのに急に背中に細かいぶつぶつができたら、あせもの可能性があります。赤ちゃんの背中に手を入れてみて、熱い、または汗をかいているようであれば洋服の着せ過ぎがないか確認しましょう。
赤ちゃんのかさかさ


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Posted by nahakana-hifuka at 07:01 │皮膚科の病気